”明るく”、”楽しく”ばかりが望まれ、自分の性格は暗いと思いながらも人前では明るく振る舞っている人もいるのではないかと思います。友達が欲しい。暗いと友達も出来ないから、努めて明るくしている。そう振る舞っていると一時的には明るくなったような錯覚に陥る事もあります。そして一人になってよく考えてみると自分は何も変わっていない。性格は変わらないものだと思いながら変えようと試みる。そして失敗する。自己嫌悪に陥る。悪循環です。
”暗い性格は変える必要はない。そんな人は世の中にどうしても必要だ。”という意味の報告をアメリカのある学者が発表しました。残念ながらいつどこで誰がそういう報告を出したのか忘れてしまいましたが。暗いという言葉も適当かどうかは分かりません。細かい事を気にしないでおおらかに生きている人は付き合うには良いですが、緻密な仕事は苦手です。高度に発達した技術を支えているのは緻密な仕事の積み重ねです。
いくら輸出を増やしても韓国の対日赤字が減らないのは実は精密部品を日本から輸入しているからです。細かい事を気にしない国民性が精密な部品を作る事を苦手にしています。これは韓国人自身も認めているところです。
クラスの中で皆で仲良く一緒に行動しましょう。それが一番だと思い込んでいるためか、仲間外れを恐れます。大多数はそれを恐れるあまり大きな群れの中に入ろうとします。まるで羊のようです。羊が悪いといっているのではありません。一人で居る事を好み、それを実行に移している人を暗いという言葉一つで片づけないで欲しいと思います。羊の群れに入っている他の動物より、自分の意志に素直に従って群れの外にいる方が勇気が要ります。
大人になって人のやれない作品を残せる人は人と違った事をしている人です。団体行動が喜ばれたのは工場で同時に作業を始める必要があったからです。しかし、多くの工場を海外に移してしまった日本はそれだけでは生きてはいけません。群れから飛び出す勇気を持った個性的な人が求められていると私は思います。
-2000/11/13
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