民主党の党首となった小沢一郎氏の、私は変わる、という発言に対して、小泉総理は、人間五十を過ぎると変わらない、と発言したそうです。五十歳を過ぎると人間は変わらないものなんでしょうか?
小泉総理の発言をもう少し丁寧に言うと、こういうことになると思います。
「人間の性格は、生まれつき、つまり遺伝によって決まる部分と、誕生後の環境によって決まる部分があるとされています。当然のことながら、遺伝による部分は変えようがありません。変わるとすれば、それは環境による部分ということになります。しかし、性格に影響を与えるとされる環境にしても、それは幼い頃の話で、人間五十年も生きていれば、性格はコテコテにかたまってしまうでしょう。小沢党首も人間なら同じことが言えるはずです。つまり、とうに五十歳を超えた小沢党首が、変わろうとしたところで、それは無理な話じゃないでしょうか?皆さん、小沢党首に期待するのやめましょう。今後とも自民党への支持をよろしくお願いします」。
たしかに説得力を感じます。遺伝と環境が性格に与える影響について調べるために、違う環境で育った一卵性双生児を60年間追跡した調査によると、違う環境で育ったにもかかわらず、驚くほど性格が似通っていた、という報告がなされたそうです。
これは、人間の性格を決める要素として、いかに遺伝による影響が大きいか、を示すものです。しかし、本当に人は変われないのでしょうか?
性格は変わらないとしても、世の中には、環境の変化に応じて態度を変える性格の人は多く存在します。つまり、五十を過ぎた場合、性格が変わる人は稀であっても、態度が変わる(コテコテの)性格を持った人はいくらでもいる、ということです。
実際小沢党首は、以前より笑顔が増え、メディアへのあたりも良くなった、そうです。これからどこまで変わってゆくのでしょうか?
-2006/5/11
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