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逆恨みと反省の境界線


 役人と外部の業者が結託して良からぬことを企むのは良くあることですが、もちろん役人の中にも正義感の強い人がいて、その企みを指摘して正そうとしたとき、逆恨みされて殺されるという事件が起こっています。犯人は、なぜ自分だけが捕まらねばならないのか、みんなやっているじゃないか、と考えたのでしょうか?

 本来政策秘書に渡すべき給与を、そんな秘書はいないのにいるかのごとくに給料をもらって皆で分けていたとして逮捕された辻本元議員も、なぜ自分だけがと逆恨みの気持ちを抱いたと公判で発言しています。

 また無免許運転で検挙されたために仕事ができなくなったとして交番の警官に襲いかかった人もいます。違法駐輪に駐車、酒酔い運転など、皆が交通違反をやっているのになぜ自分だけが捕まらねばならないのか、不公平じゃないか、と考えたのでしょうか?

 逆恨みを生む根底のところには不公平感があるようです。たしかに悪い奴らはあいかわらずのさばっているようだし、もっと先に捕まるべき大物がうようよしているようです。

 しかし、この理を認めたとしても、捕まえるのを後にしてくれ、とは言えても、捕まえないでくれ、とは言えません。

 そうと分かれば、深みにはまる前に速く反省して法の裁きを受けた方が得です。なぜなら、速ければやり直しの可能性が高くなるからです。

 一方、後回しにしてもらって悪事をため込むと、捕まった後の刑が重くなるうえに、刑の重さゆえにやり直しが難しくなります。捕まらずに逃げ仰せた場合は最悪で、死んだ後、地獄に墜ちることになります。

-2003/12/3


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