美容整形をして顔を整えたいという人の話は聞いても、声質を変えたいと手術を受ける人の話はまず聞きません。しかし、一方ではラジオや洋画の吹き替えやアニメの声優の声を聞いて惚れ惚れするときがあります。この人はどんなにすばらしい人なのだろうかと想像力を働かせます。そして、間もなく現実を知ることとなります。同じ声優が別のキャラを演じていることを知ったときです。そのときは100年の恋が冷めたような衝撃が編者を襲いました。
どうして声優はそんないろいろな声を出せるのでしょうか?そのキャラになりきることがその声を出すことを可能にしているという話を聞いたことがあります。声優ほど巧みではなくても普通の人にもそれがある程度言えるのではないかと思います。あなたは友人が自分に話すときの声と彼あるいは彼女と話すときの声が実は違っていることを体験的に知っているでしょう。声のトーンが違います。
編者はとある幼稚園の近くを通りかかったときに聞いたあるお母さんの声がどこかで聞いたような声だと気がついて驚いたことがあります。それはくれよんしんちゃんのお母さんの声にあまりにも似ていたからです。どう考えてもその声優がここに住んでいるはずものなく、その時は何ともどう受け取ればいいのか分かりませんでした。いまでも分かりませんが。
意識しないうちに自分の声とそれが人に与える印象は変わっているのでしょう。最も楽に出せる声のトーンは普段の自分がしゃべる声です。付き合いが長くなればなるほど地声に近づきます。地声はその人そのもので、その声が与える影響は長いがゆえにじわじわと効いてきます。編者は明らかに声にも相性があると思っています。
できれば地声で話しても相性が合う人にめぐり合いたいと思うのは編者だけでしょうか?その人の性格が声のトーンを決めているような気がします。どうも意識して良い声を出そうとする努力は結局長続きしないのではないかという寂しい結論になってしまいました。
-2000/12/8
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