難問を突きつけられて答えに窮し考え込んでいたら、あまりに反応が遅いので相手の方が待ちきれなくなって、君は考えているのか、それとも眠っているのか、と聞かれ、またまた答えに困った、と話す人がいました。その話を聞いたときに、考えることと眠ることは似ている、と思ったわけですが、当然違いもあるはずです。その違いとは何なのでしょうか?
まず、考えるということはどういうことなのでしょうか?たとえば今日の昼飯は何にしようかと考えたとすると、いくつかの候補を思い浮かべ、次に旨さを思い出し、さらに最近食べたかどうか、カロリーはどうかなど、いつの間にかそれぞれの選択肢について頭の中で整理していることがわかります。
つまり、考える事というのは、答えを出すために記憶を整理すること、と言えなくもありません。そしてたいていの場合、考えながら行動するのは大変なので、考えている間は行動しないのが普通です。つまり、同じく行動が中断する居眠とよく似ているのです。この紛らわしさを利用して、会議中に居眠りをする人もいます。
一方眠るということはどういうことなのでしょうか?覚醒レベルが下がり、意識は休んでいるようですが、意識しない世界ではしっかり活動をしているようです。横になって眠っているときも、頭の中では記憶を整理しているらしいのです。それは、やる気を無くすような記憶を遠くへ追いやり、動きやすくするために記憶の整理が行われているらしいのです。
考えることと眠ることは、いずれも記憶を整理しているが結果が得られるまでの時間が違う、ということのようです。また、いくら自分で考えても答えが出ないとき、眠るとすっきりするのもこのためのようです。
-2004/7/31
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