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なぜ感動に浸った方が良いのか?


 本を読むと感動に浸った方がいいと書いています。どんな小さな事でも意識して感動に浸ると → 感情が豊かになる → 好き嫌いがはっきりしてくる → 物事を決めようとする時にまず好き嫌いで絞り込みが出来るようになる → 決断が早くなりその方向も誤りが少ない → 良い方向に進む → 好循環 という具合です。 確かにそうなのかもしれません。しかし、これまで意識したことが無かったために実感するところまではいきません。

  まじめでおとなしくていい子程、大きな問題を起こしやすい。元々素性の悪い人が大きな問題を起こしても驚きませんが、最近はこういう”いい子(人)”の起こす大きな問題が多いですね。こういう人は感情を抑えて我慢をし続けていたり、感情が豊かでないため好き嫌いがはっきりせず、絞り込めずに判断に迷い、よりによって最悪の決断をしてしまうというケースがあるようです。

 小さな事にも感動した方がいいと言われて、個人的に自分自身はどう思うかと言えば、そんな単純な人にはなりたくないという気持ちもあります。なぜ自分はそう思うかといえば、これは結構単純でこれまで自分がテレビや映画などで見てきて憧れるヒーローはそんなことをしないからです。でも考えてみるとそのヒーローというのは作られたもので本物ではないですね。

 歴史に名を残した人達の話を見聞きすると、結構辛い体験をした人が多いですね。残した政策や作品は人の心を打ち感動的ですがそれが平凡な生活から生まれたとは思えないですね。 米国で最も偉大な大統領といわれるリンカーンの夫人はヒステリーで大統領がその業績で名声を得るたびにヒステリーはひどくなったそうです。それに我慢が出来なくなったリンカーンはついに家を出て行くことになったのですがその後、夫人は発狂したと言われています。大統領は夫人を救えず、不幸な私生活を送りましたが南北戦争で勝利し奴隷を解放し、奴隷として扱われていた黒人を救いました。 ただ、リンカーンがそうしたのは奴隷として扱われている人を救うためというより、アメリカを救うためだったようですが。

  奴隷制度があった時代に奴隷として扱われた人々の受けた苦難はよく見聞きするところです。いつかは自由になれる日が来る、民族の誇りを取り戻す日が来ると信じて耐えていた人たちも多かったでしょう。その時代にやはり奴隷として扱われていた人を買って召し使いとして使っていたある主人が奴隷制度に疑問を持ち、召し使い達の将来を考え、自由にしてあげようと思い、ある日決断しました。召し使い達を集めてこう言ったそうです。「もう君たちは自由だ、奴隷じゃない、だからここを出て行って自由に暮らして欲しい。」 この話を聞いた召し使い達は「自分達はどこにも行きたくない。このまま主人の下で働きたい。」と答え、奴隷ではなくなった後もその主人のもとで働き続けたそうです。

-2000/10/22




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