この世には存在しないくらいにきれいな景色に囲まれる夢。人に話せないくらいに楽しくうれしい夢。大金持ちになって好きなものを買いに世界中を回る夢。おいしい食べ物に囲まれて至福の時間をすごす夢。そして好きな人や憧れの人に会う夢。そんな夢をみたら、ぜひともその続きを見てみたいところです。果たしてそれは、可能なのでしょうか?
夢の続きを見ようと、続きを想像しながら眠ってみたことがあります。たしかにそれでも続きではあるものの、ただの想像であるため、リアリティーが雲泥の差です。夢とは、見る景色のワイド感が違います。臨場感が違います。触った感触が違います。そしていつも、そのまま夢も見ずに眠ってしまうのです。あるいは、目が覚めて眠れないのです。
枕の下に、見たい夢につながる写真や本などを敷いてみても、夢の続きはもちろん、かすりもしません。
夢は、それまでに受けた刺激や情報を、脳のなかで整理するためにスキャンするときに見る、と言われています。そういうわけで、たいていの夢は断片的で、ストーリーがない場合がほとんどなんだそうです。ちょうと大掃除のときに、いらないものと残しておくものを分けるために、次から次に眺めるようなものです。関連したものがたまたま続けば、それが関連付けられて、後でストーリーができているのかも知れません。
だとすれば、夢の続きどころか、みたい夢をみるなんて、途方もなく可能性が低そうです。すぐに眠って続きを見ようとしても、その記憶のスキャンは終わっているため、続きを見ようにも、夢そのものを見る可能性が低くなりそうだからです。
しかし、考えてみてください。夢が、それまでの記憶を整理する過程で垣間見るのだとすれば、続きにつながる情報を昼間の間にインプットしておけばよいのではないか。特に同じ種類の欲求が継続する場合、関連した情報を続けて手に入れる可能性も高くなるため、その記憶を整理する過程で、続きのような夢をみる可能性もありそうです。
夢の続きは、目が覚めたすぐ後に見ようとするより、起きている間に、まず続きになりそうな情報を手に入れる、そして、その情報収集を続ける。そうすると、わけの分からない、断片的な夢の合間に、たまたま続きの夢が再現されるかもしれません。
夢の続きをみるためには、起きている時間の過ごし方が鍵になりそうです。
-2006/7/5
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