これは心理学者でもない編者が人間の心理を知り尽くしてしまったら人間関係はどうなってしまうのだろうかという仮定に基づいて書いたコラムです。
心理学に関する本を読むと時々こんなことが書いてあります。その心理学の本を書き、心理学者でもある著者は彼を心理学者だと知る人達からよくこう言われるそうです。
「先生と話をしていると、自分のこころの中を見透かされているようで怖い。」
このことをその著者は否定しませんでした。つまり、究極の心理学者は人の心が読めるということになります。こんな心強そうなツールを身につけてしまった心理学者らはこれからどうしようとしているのでしょうか?
恋愛に関する人の心理を熱心に研究した人がいます。編者はその研究成果の一片ををかいま見ながらこう思いました。
「恋愛の心理を知ることと恋愛することは違う。」
その先生がもし本当に恋をしてしまったらどうなるでしょうか?きっと普通の男に戻ってしまうと思います。なかなか気の利いた言葉をかけてやれない男に戻ります。そして、その恋は失恋に終わってしまうかも知れません。でもその先生は納得するでしょう。そんな気がします。
人のことなら冷静で的確な判断ができるのに、自分のことになったら、ちっともうまくゆかない。このへんが興味のつきないところかも知れません。
-2001/12/5
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