眠っている時間があっという間に過ぎ去るように
気を失うとその次に目が覚めたときのことしか
思い出さないように
死んでしまえば何も感じないのかも知れない
友達や親のこととか
自分が誰であるのかということさえ
感じて考えることもない世界
それは安らかすぎて平和すぎて
時間さえも感じない世界だから
まるで死んでしまったかのようだ
それなら生きていると言うことは
自分が自分であることを意識できる時間のことだろう
それなら
生まれたばかりの時は真っ白で
それから記憶を重ねて、それを振り返る自分は
不完全な自分ばかり見続けることになる
それはきっと辛いことだろう
不完全であるしかない自分を感じることしか出来ないのなら
誰一人として
満足できる人はいない
生きていると言うことは
不完全な自分を意識して歯ぎしりをすることかも知れない
でもただ一つの救いは
それが自分だけではないということ
なぜなら誰もが真っ白な世界から出発し
死ぬまで完璧になれる人はいない
誰もが不完全な自分を見続けて生きてゆくことになる
そんな自分を感じ取ることが出来るのが生きている証であるに違いない
-2001/12/28
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