2007年の参議院選挙は自民党の惨敗で終わりました。獲得議席数は37で、宇野政権時の36に次ぐ敗北です。これによって参議院で一番の議員数の多い政党は、民主党になってしまいました。そこで敗因ですが、特に今回は『復習効果』によって記憶が強化された、という気がしています。
安倍政権は、「女性は産む機械」「一杯5000円還元水」「命より領収書の方が大事」など、大臣の失言や問題が続く中で、「重要法案を通す必要がある」という表向きの理由で、参議院銀選挙の投票日を23日から29日に延期しました。
この延期は、選挙までに自民党にとって不利なことは忘れて欲しい(自分たちも忘れたい)、という意図があったとされています。このとき、”もしかしたらこの作戦は成功するかもしれない”と思ったものです。
年金や失言や格差問題でどんなに自民党に嫌気していても、忘れっぽいのが日本人(の美徳?)だからです。実際これまでも結構そう思える選挙があったように思います。
ところが今回は違いました。忘れかける前に次々に大臣の失言や問題が繰り返されたからです。これは、短期記憶を長期記憶に移行させ、記憶を定着させるプロセスそのものです。勉強した後に復習をすると記憶が定着し、中間や期末試験で良い点数が取れることと同じです。
”こうすれば多くの人たちが覚えられるのか”、と改めて気付かせてくれた選挙でした。
-2007/7/30
■2007年参院選データ(選挙前)
自民党 37(64)
民主党 60(32)
公明党 9(12)
共産党 3(5)
社民党 2(3)
国民新党 2(2)
新党日本 1(0)
無所属 7(1)
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